ワキガは別名、腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれています。
つまり、ワキから強い臭いが出る症状ということです。
また、日本人の1割以上がわきがだそうです。
このワキガ、実は自覚症状と臭いの強さが比例しないことで多いんです。
臭いの感じ方が人それぞれだということもありますが、人間は同じ臭いに慣れる習性もあります。
そのため自分自身でワキガの臭いに気づいていないことも往々にしてあるのです。
今回は自分でワキガに気づくためにティッシュでチェックする方法や、ワキガの臭いを抑える方法を解説します。
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わきがをティッシュでチェックする方法
わきのにおいは、鼻でかごうとしてもかぎにくいですね。
汗をかいた後、ティッシュをわきにはさんでにおいをかぎ、チェックしてみましょう。
汗をかく季節でなければ、ティッシュを5分ほど脇にはさみます。
汗をかいたら、ティッシュのにおいをチェックします。
もともと汗はあまりにおいはしないものなので、悪臭はしません。
もしも硫黄のようなにおい、酸っぱいにおい、生乾きのようなにおいがする場合、わきがの可能性があります。
他にもミルクのようなにおい、鉄のようなにおい、がすることもあります。
自分でワキガに気づく方法
見てすぐに判別する方法として脇毛があります。
脇毛の量が多い人、毛が太い人はワキガであることが多いとされています。
他にもワキの汗が黄色いシミになりやすい、耳垢がベトベトしている、という場合もワキガが発生している可能性かあります。
ワキガの原因とは
ワキの下には汗が出る分泌腺が2つあります。
それがエクリン腺とアポクリン腺。
その内、ワキガの原因となるのがアポクリン腺です。
◆エクリン腺
全身にあり、においはあまりしない汗を分泌します。
体温調節のための汗で、サラサラしています。
◆アポクリン腺
わきの下、陰部、耳の中などにあり、特にわきの下には多くあります。
アポクリン腺は体の毒素を出す働きをするもので、ここから出る汗も、本来はあまりにおいがありません。
ですがタンパク質や脂質が含まれており、ベタついた感じがあります。
この汗を細菌が分解する時、においが発生し、わきがの原因になるのです。
人によってアポクリン腺から出る汗の量は差があります。
そしてアポクリン腺に関しては遺伝の影響が大きいとされています。
つまり、両親がワキガである場合には自分もワキガである可能性が高いということです。
ワキガの臭いを抑えるには?
例えば制汗剤を使ったり、こまめに汗を拭き取ることだけでも、かなり臭いは少なくなります。
また、生活習慣の乱れもアポクリン腺からの汗の質を左右します。
規則正しい生活を送る、肉類の摂取を減らす、ストレスを軽減することなどを気にかけてみてください。
ワキガは段々と気にならなくなるはずです。
まずはセルフケアから。ワキガを根本からなくすためには、アポクリン腺を手術で取り除く方法があります。
ですが、そこまでしなくてもワキガを抑えることは可能です。
どうしても気になるなら医療機関の利用という方法があります。
セルフケア
こまめに汗をふくようにしましょう。
そして汗をかいたらすぐ着替え、体を清潔に保ちましょう。
吸水性、通気性のいい服がいいですね。
それから、男性もわき毛はきちんと処理しましょう。
菌が繁殖しやすくなります。
もちろん、制汗スプレーを使うことも効果がありますが、使いすぎは禁物です。
汗の発生を抑えるため、汗が出るための道がふさがれてしまいます。
炎症を引き起こすと、肌のトラブルにつながる恐れもあります。
食生活の改善
アポクリン腺から出る汗には、タンパク質や脂質が含まれています。
このタンパク質や脂質を少なくするために、肉類や乳製品など動物性志望の多い食事は、控えるようにしましょう。
医療機関の治療
気をつけてセルフケアをしていても、やっぱり気になる、という時には医療機関を利用する方法があります。
受診は形成外科か皮膚科になります。
重度でなければ、ぬり薬や内服薬を処方してもらって対処できますし、万が一、周囲に迷惑をかけるほどの重度なら、アポクリン腺を除去するため手術という方法になります。
まとめ
ワキガは自分で気づきにくいものです。
もしワキガの症状があったとしても、家族など身近な人はともかく、他人はなかなか言いにくいですよね。
まずは気づくことが大切です。
ティッシュで気軽にチェックをし、セルフケアをしてできることから改善していきましょう。
内服薬や塗り薬という方法もあります。
手術は最終手段ですから、これを機に生活を見直し、食事の仕方も考えていきましょう。
こちらも参考>>腋臭の軽度ってどのくらい?
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コメント
[…] 療をおすすめします。このガーゼテストはあくまでワキガの程度を調べるものなので、気になる場合は病院へ相談をしてください。こちらも参考>>腋臭を自分で気づくティッシュテスト […]