コンビニやスーパーで売っている袋サラダやカット野菜。
野菜を洗ったり切ったりする必要もなく、簡単に野菜を摂取できて、とても便利ですよね。
でも、なんとなく、「栄養がないんじゃないか」「大量の薬が使われているんじゃないか」「本当に洗わずに食べても大丈夫なんだろうか」と、疑問や不安に思うことはありませんか?
身体に良いと思って毎日食べている野菜が、何か害になっているとしたら…
そう思うと、とても不安ですよね。
私自身も、子育てに追われ、毎日料理をする際、野菜やサラダは積極的に採りたいけれど、何種類ものサラダ野菜を買って洗ってお皿に盛って…キャベツやにんじんを千切りにして…と、案外手間もかかって大変なんですよね。
でも、家族に毎日食べさせるものだから、栄養のことや安全面も気になるし…
今回は、そんな疑問や悩みを解決すべく、洗わずに毎日そのまま袋サラダを食べていいのか気になる点を調べてみました。
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袋サラダやカット野菜は洗わなくて大丈夫なの?
一般的な袋サラダやカット野菜は、工場から私たちの元へ安全に届け、食べてもらえるよう、その製造過程で、殺菌・消毒のために「次亜塩素酸ナトリウム」という薬品を使っています。
「次亜塩素酸ナトリウム」とは、水道水の消毒にも使われているもので、食品に使われる次亜塩素酸ナトリウムは、国が安全な食品添加物であると認めています。
さらに製造過程では、殺菌・消毒の後、十分な水洗いや脱水処理が行われるため、購入後、私たちが再度洗わなくても食べられるというわけです。
たとえ、野菜に薬品が残っていたとしてもそれはごく微量で、健康を害する危険性はとても低いとされています。
もちろん、食品添加物は少しも取り入れたくないと徹底して思う場合にはおすすめできませんが、私たちが普段野菜を洗ったり手を洗ったりする水道水にも含まれる薬品であることを考えれば、それほど神経質にならなくても大丈夫なようです。
袋サラダの栄養は?生野菜とどう違うの?
「袋サラダやカット野菜は栄養が抜けてしまっている」とよく噂されますよね。ほとんど栄養がないから食べても意味がないと言う声もよく聞きます。
結論として、栄養素の「水溶性ビタミン」(ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2)においては、水に溶け出しやすい性質のため、製造過程で十分に水洗いされる袋サラダは、家庭で水洗いする生野菜と比べると、栄養素がより多く抜けてしまっていると考えられるでしょう。しかし、栄養素が全くなくなるという事実はないようです。
ただし、袋サラダやカット野菜はキャベツやレタスなどの淡色野菜が多いため、栄養をバランスよく充分に摂取するには、にんじんやカボチャやホウレンソウなどの緑黄色野菜をプラスすることがポイントのようです。
可能であれば、サラダの他に、根菜の味噌汁やスープ、青菜のお浸しなど、緑黄色野菜の献立をもう一品プラスできるとよいですよね。
袋サラダをより美味しく食べるには?保存方法や気をつける べき点とは?
便利で手軽な袋サラダですが、より美味しく安全に食べるために、気をつけるべき点があるようです。
袋サラダやカット野菜は、野菜の鮮度を保ち、菌を増殖させないために、野菜の産地から製造、スーパーまでの間ずっと低温管理を切らさないことを徹底されています。
そのため、私たちが購入後も、できる限り低温に保つことが重要です。
具体的には、冷蔵庫の野菜室ではなく、より温度の低い冷蔵室に保存すること。
また、賞味期限内になるべく早く食べること。開封後は、一度で使い切ることも重要でしょう。
手軽さの半面、生野菜と比べて賞味期限が短く、日持ちしないことはデメリットといえるかもしれません。
まとめ
コンビニやスーパーで簡単に手に入れることのできる袋サラダ。
味や食感は、採れたての生野菜に劣るかもしれませんが、保存方法を注意したり、賞味期限内に早めに食べれば、安全に美味しくいただけます。
洗い物やフードロスが減るなど、時短だけでなく地球にも優しいといえるかもしれません。
袋サラダのままだけで食べることに飽きたときは、サラダチキンやサラミをのせたり、ナッツを砕いてトッピングしてみるなど、アレンジも自由自在です。
時間や手間を省いて毎日の献立に野菜を気軽に一品追加したいとき、また、ダイエットとして野菜を多く摂取したい方、野菜不足を気にする単身の方など、安全面を心配することなく積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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