先日、こどもの日に柏餅を買ってきた時の話なんですが、食卓で、私が葉っぱをとって柏餅を食べようとしたとき、もう息子は食べ終わってたんですね。
”葉っぱはどうしたの?”って聞くと、”食べちゃった”って。
うちの息子ったら、知らぬ間に葉っぱも丸ごと食べてたんです。。。
葉っぱは食べるものじゃないでしょと思いながら、私もちょっとかじってみると、不味い不味い。
息子は、よく食べたもんだなと思いながらも、お腹崩さないか心配にもなりました。
そこで今回は、柏餅の葉っぱを食べていいのか?葉っぱの用途、効果をしらべたことシェアします。
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柏餅の葉っぱは食べるもの?
結論から言うと、柏餅の葉っぱを食べることはおすすめできません!
柏餅に巻かれている柏の木の葉っぱは筋が固く、一緒に食べるとお餅のもちもちとした食感が台無しになってしまいます。
食べるものとして考えられていないので美味しくはありません。
また、最近では中国産の輸入の葉っぱが使われることが多く、日持ちさせるため保存料が使われているものもあり、直接からだに入れるのはよくないと考えたほうが無難です。
そして、プラスチックでできた葉っぱが巻かれていることも多くなっているので、お子様がいる家庭は誤って食べないように注意が必要です。
柏餅の葉っぱが巻いてある意味って?
ではなぜ食べれない葉っぱが柏餅に巻いているのでしょうか?
これにはちゃんとした理由があるんです。
・香り付け
柏餅から香るいい匂いは、実は柏の葉っぱから香り付けされているんです。
柏の葉を巻いてから蒸すことで、ほのかで良い香りが柏餅にうつります。
・抗菌作用
柏の葉っぱには「オイゲノール」という殺菌作用がある成分が含まれています。この成分によって生菓子である柏餅を菌から守っています。
・保湿
柏餅はそのままにしておくとかぴかぴに固まってしまいます。その状態で食べても美味しいとは思えませんよね。柏の葉はかぴかぴになるのを防ぐ効果も持っているんです。これは江戸時代、食料の保存方法が今よりずっと少なかったときの知恵だったそうですよ。
・子孫繁栄
柏の葉っぱには『家系を途切れさせない』『子が育つまで親が見守っていられるように』という縁起物としての意味が込められています。柏の木は新芽が育つまで葉っぱを落とすことがないため、このような意味が込められているんだそうです。
柏餅の正しい食べ方
葉っぱを食べないほうがいいことはわかりましたが、柏餅を美味しく食べるにはどうすればいいのでしょうか?おすすめの美味しい食べ方をご紹介します。
・好きなあんを選ぶ
柏餅や葉っぱの色によって中身のあんの味が違うことはご存知でしたか?こしあん、
つぶあん、味噌あんなど、自分の好きなあんこを選ぶときの参考にしてみてください。
葉っぱの表裏でつぶあんとこしあんを見分けられる方法もあります。
ぜひじっくりと見比べてみましょう。
・葉っぱを外す
やはり大事なのは葉っぱを外して柏餅だけを味わうことです。
元々柏の葉には食器としても使われていて、食用向きではありません。
近年増加した輸入の柏の葉っぱやビニールの葉っぱなどからも食べることを考えられていないことがわかりますね。
葉っぱを外して香り付けがされた柏餅を美味しく味わいましょう。
まとめ
柏餅の葉っぱについて、柏餅の美味しい食べ方について紹介しました。いかがだったでしょうか?
今まで何気なく食べていた柏餅の葉っぱには様々な意味が込められているんですね。
もし柏の葉っぱに興味が湧いてみた人は、少しかじってみてもいいかもしれません。
もちろんビニールや海外製ではなく、しっかり柏の葉が巻かれた柏餅を選んでくださいね。
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