「何か少しでも野菜を食べなくちゃなぁ…」
「おかずに緑の彩りが足りないなぁ…」
「ビールのお供に今すぐ何か食べたいなぁ…!」
そんな様々なシーンで、
コンビニやスーパーで手軽に買える冷凍枝豆はとても便利ですよね。
火を使う必要もありませんし、値段も安くて、味も美味しい!
常に冷凍庫にストックしておきたい万能野菜ですよね。
でも、
「冷凍枝豆は危険?!」
なんていう噂を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
「冷凍枝豆ってなんだか体に悪いような気がする…」
「冷凍枝豆は栄養がないんじゃないか…」
そんなふうに少しモヤモヤしてしまうこともありますよね。
そんな方のために、冷凍枝豆のことをわかりやすくまとめてみました!
これを読めば安心してさらに冷凍枝豆が好きになるはずですよ。
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冷凍枝豆は危険ではない!
結論から言うと、
冷凍枝豆は危険ではありません!
スーパーやコンビニなどで購入できるほとんどの冷凍枝豆が安全であると言えます。
日本で流通している冷凍食品は、
−18℃以下であることが定められています。
−18℃以下とは細菌が増殖できない温度なので、
食品は腐りません。
だから冷凍食品には保存料が必要ないのです。
さらに、パスタなどの「冷凍調理品」と違い、
冷凍枝豆などの「冷凍野菜類」は添加物も含まれていないことがほとんどです。
冷凍枝豆を食べるときは、身体への影響が懸念される保存料・添加物のことを心配しなくてもよいと言えるでしょう。
実際に、冷凍枝豆のパッケージ裏面にある記載は、
「原材料:枝豆、食塩」
と、いたってシンプルです。
冷凍枝豆に心配なのは「産地」だけ
冷凍枝豆の保存料や添加物は心配しなくても大丈夫だと言うことがわかりました。
それでもやはり不安になるのは、
冷凍枝豆の「産地」ですよね。
日本で流通している冷凍枝豆の多くが、
中国産をはじめとする「外国産」です。
「外国産」と聞くだけで、
農薬が残っていないだろうか…
有害物質が混入していないだろうか…
衛生管理が不十分ではないだろうか…
と不安になるものですよね。
過去には、中国産の冷凍野菜に基準値以上の残留農薬が検出される事例があったりと、
このことから、
「冷凍野菜=危険」
というイメージを強く持っている方も多いかもしれません。
しかし近年では、国内メーカーも海外の原産国も、これらの問題を危惧して、
安全の基準を引き上げたり、衛生管理対策を徹底しているようです。
また、外国産の冷凍枝豆に関して、
そのほとんどが食品衛生法に定める残留農薬の基準値を下回っているため、
毎日食べたとしても、すぐに身体に悪影響が出ることは考えにくいとされています。
しかし、基準値以下の農薬であっても、
複数の農薬を摂取してしまった場合に毒性が発生する可能性はあるとのこと。
外国産の冷凍枝豆の中には、複数の農薬を使用しているものもあるようなので、
やはり、リスクは無いとは言い切れないことがわかります。
それに比べて、「国内産」の冷凍枝豆では、
残留農薬に関してはほとんど心配いらないようです。
農薬が心配なのであれば、
「国内産」のもの、さらには「無農薬」と記載のあるものを選べば、
より安心して食べることが出来ます。
どこでも手に入りやすく価格が安いのは「外国産」
割高だけどリスクが低く安心安全なのは「国内産」
自分のライフスタイルや価値観に合わせて産地を選び、購入するのがよいでしょう。
冷凍枝豆は栄養豊富!
冷凍枝豆は、
生の枝豆と栄養面での違いはありません。
国内の枝豆の出荷は6〜10月頃です。
この頃になると、スーパーでも生の枝豆を手にすることが出来ます。
やはり、採れたての旬の野菜は、
栄養満点ですし風味も食感も良いです。
もしも新鮮な生の枝豆が手に入った場合はぜひ早めに味わいましょう。
それに比べて冷凍枝豆は、一年中購入することが出来ますし、
家庭の冷凍庫で長期間の保存も可能です。
栄養に関しても、冷凍野菜は
「旬の時期に収穫し、急速冷凍されている」
ため、生の野菜に劣らず栄養価が高いのです。
冷凍枝豆の栄養は、
- ビタミンB1…糖質の代謝をサポート。疲労回復効果。
- メチオニン…ビタミンB1と共にアルコールの分解を手伝う。
- オルニチン…肝機能改善効果があり二日酔いを防ぐ。疲労回復効果。
- 食物繊維…便秘改善。腸内環境の改善。
- 鉄分…貧血の予防。
- カリウム…高血圧の予防や改善。むくみを改善。
- 葉酸…妊娠前や妊娠初期に重要な栄養。胎児の正常な成長に欠かせない。
- イソフラボン…PMSや更年期症状の緩和。骨粗しょう症の予防。美肌効果。
など、とても栄養豊富です。
さらに枝豆は野菜の中でもタンパク質の量がダントツで、
ダイエットや筋トレ、美容にもたいへんおすすめです。
いいことが盛りだくさんの冷凍枝豆ですが、
気をつけるべきこともあります。
- 塩分過多…冷凍枝豆は塩分が含まれているものが多いので塩分の過剰摂取に注意。
- 消化不良…食物繊維が豊富なので、消化不良による下痢や腹痛が起こることも。
- プリン体…アルコールと一緒に摂取すると尿酸値が上がりやすい。痛風に要注意。
いずれも食べ過ぎによる注意が必要です。
まとめ
「冷凍枝豆は危険」ということはありません!
ただし、
スーパーやコンビニで手軽に買える冷凍枝豆の多くは「外国産」であり、
その場合は残留農薬について少なからずリスクがあることを念頭に置いておきましょう。
冷凍枝豆の農薬が心配な場合は、
「国内産」や「無農薬」のものを選ぶと安心です。
生の枝豆と同様に栄養価が非常に高く、
冷凍枝豆は長期保存できるため、
いつでも手軽に必要な分だけ食べることが出来てとても便利です。
味にクセがないので子どもから大人まで食べやすく、
彩りや見た目も良く食卓やお弁当に添えても喜ばれますよね。
美味しくて身体に良い優秀な食品だと言えるでしょう。
ただし、どの食品にも言える事ですが、
いくら栄養があるからといっても食べ過ぎはNGです。
1日100g(約30〜40さや)程度をめやすに、
他の食品とバランスよく食べるように心がけましょう。
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