お料理好きなら、ひとつは持っている土鍋。最近は土鍋のよさが見直され、煮込み料理をおいしく作れたり、ご飯を炊いたりと、寒い冬の鍋料理以外にも使う人が増えています。
使用頻度が増えれば増えるほど、避けて通れないのが土鍋の底の焦げつきですね。
そんなとき、慌てて強くこすったりしていませんか?土鍋の表面を硬いものでこすってしまうと、せっかくの土鍋が痛む原因になってしまいます。
土鍋の焦げ付きは、慌ててこすらなくても落とすことができます。早速、その方法を紹介します。
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土鍋の底の焦げを簡単に落とす方法
土鍋についた軽いこげなら、ぬるま湯をはって中性洗剤で洗えば落ちることがありますが、それでも落ちないものはゴシゴシこすらず、次の3つの方法を試してみてください。
まずはお湯をはって煮立ててみる
鍋に水をはり、そのまま火にかけて沸騰させます。その後、お湯が冷めるまでそのまま置いておきます。その後、やわらかいスポンジでこすって汚れと一緒に焦げを落としていきます。この汚れは、ご飯を炊いた時のこびりつきに効果的です。
土鍋の焦げは重曹を入れると効果的
本当に黒く焦げてしまったときは、重曹を使います。
やり方は簡単。
1.焦げた部分が浸かるくらいの水を注ぎます。この時、水の量を計っておいてください。
2.水200ml(カップ1)に対して、大さじ1の重曹を入れ、弱火にかけます。
3.沸騰してからも、弱火で10分沸騰させたら、火を止めて一晩そのまま置いておきます。
4.お湯を捨ててやわらかいスポンジでこすってください。
もし、完全に落ち切らない場合は何回か繰り返します。
重曹がないときはお酢でもOK
重曹がないときは、ちょっとに臭いが気になりますがお酢でも代用可能。
やり方は
1.重曹を使う時と同様、焦げ目が浸るくらいの水を注ぎます。やはり、水の量は計っておきましょう。こちらは、水1lに対して、お酢は大さじ3~4杯。
2.弱火にかけ、沸騰したら10分間煮立てます。
3.お酢の場合は、すぐに水を捨て、やわらかいスポンジでこすります。
それでも落ちないときは紙やすり
それでも、落ち切らなかったとしても、金たわしやアルミホイルではこすってはいけません。重曹を研磨剤代わりに、直接焦げにつけてやさしくこする。または、紙やすりで表面をやさしくこすって落としてください。
土鍋が焦げてもこれは絶対やらないで!!
熱いまますぐに水に浸ける
焦げたからと言って、慌てて水に付けてはいけません。なぜなら、土鍋は急激な温度変化に弱いからです。熱いまますぐに水に浸けてしまうと、ひび割れの原因になってしまいます。少しおいて、粗熱が取れてからで水に付けましょう。
硬いものでこする
しつこいようですが、硬いものでこするのは絶対にやめてください。土でできている土鍋は、傷つきやすく欠けやすいという特徴があります。やわらかいスポンジが安心。細かい傷が入ると、さらに焦げやすくなる原因にもなります。
土鍋の底焦げ防止策
なにより、焦がさないのが一番。土鍋の底の焦げの一番の原因は、「火が強すぎる」ことです。レシピは強火だからと言って、ガスを前回にして目を離していませんか?鍋の横から火が上がってくるような場合は強すぎです。
また、鍋料理をするときに具を下にぎっしり詰めすぎるのも、焦げ付く原因になります。少し余裕を持たせて、具を入れてください。
特にご飯を炊く場合は焦げやすいですよね。予防策としては、鍋底に昆布を敷いて炊くという方法があります。
まとめ
土鍋は家庭に一つあるととても便利。また、土鍋はそんなに安いものではありませんよね。底が焦げてしまっても、家庭で落とすことができるので、長く大切に使ってくださいね。
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